色調補正・画像加工

原画からデジタルデータに取り込んだ画像を、
より原画に近く、綺麗に見えるよう補正します。

特に一般家庭で撮影したような画像は、色がくすんだり、色がかぶったりするので そのまま印刷すると原画とは全く違う仕上がりになってしまいます。 また、スタジオで複写撮影した画像データでも、作家の使用する彩度の高い絵具や透明性の高い絵具の重ね方によって、 下にある色に負けて沈んでしまいハッキリ写っていないことがあります。

アート出版印刷では経験豊富なスタッフが、よりリアルに原画に近づけるために、 色調補正の技術と印刷台紙のマッチングをおこない、細部にわたって調整いたします。

作品のデジタル化と色調補正

原画をデジタルデータにする

作品をデジタルデータに取り込む場合は、主に、デジタルカメラでの撮影かスキャナによるスキャニング(スキャン)になります。デジタルカメラの撮影場合、光源の設定による見せ方や質感のコントロールなど自由度が高く凹凸や立体にも対応できます。ただし、照明使用して均等に光をあてたり色彩の再現性など専門的な知識と設備が必要になります。 スキャナは高品質なデジタル化が可能ですが、取り込めるサイズに制限があります。

日中に室内でスマホで撮影した画像

全体的に暗く、光源も上からあたっているので若干上下にグラデーションがかかっています。また、彩度も原画とは違いくすんだ印象です 。

※お客様自身で撮影した画像をデータ持込の場合、
色飛びや潰れなどにより、
色調補正が細部まで出来ない場合がございます。
程度によっては、お断りする場合もございます
ので予めご了承ください。

自社内スタジオで撮影した画像

自社スタジオ内にて光源設定をしっかりと設置しているため
色ムラの心配がありません。
また大きいサイズや立体物などもデータ化が可能です。

スキャナで取り込んだ画像

高性能スキャナーで取り込むので、
光源の心配はいりません。
ただし、油絵や立体物は、対象外となります。


基本補正

※スキャンおよび撮影料金に含まれています。

撮影時のゆがみを取り、トリミングと印刷物の仕上がりを優先するために、簡単な明るさの調整をします。


色調補正する

[参考例]
彩度や明るさを調整し、光源による色かぶりを補整しました。
さらに、実際に出力する紙色を考慮して黄を微調整しています。
(この時は、「オリオン シリウス水彩画紙」に合わせています。)
最終的には、
本紙を使用したテスト印刷を繰り返し複製原画を仕上げていきます。

油彩画やアクリル画などの場合は、絵の具の立体感や擦れなどデータ取り込みの際に沈んでしまいがちなタッチを原画を確認しながら、部分的におこす補正も行います。
日本画の場合は、岩絵の具の風合いや金銀箔などを可能な限り表現するためにさらに補正をします。

画像加工する

撮影する際、カメラの設定はRGBのため、ペンの「黒」も3色掛け合わせの色表現の画像データになります。そのため、どうしてもシャープさに欠けぼやけた印象に。これは、色調補正では不可能なため、画像加工となります。この場合、ペンの黒を抽出し、ブラックチャンネルに起こしなおすことで、はっきり見えるように修正します。
また、全体的な印象を考慮し、四方をやわらかく描いたような処理を加えました。

色調補正 料金(1点につき)

出力最適サイズに合わせて下記表をご参照ください。

A4サイズまで ※F4号も対象
2480×3508px/46MB程度
A3サイズまで ※F6号も対象
3508×4960px/90MB程度
A2サイズまで ※F12号も対象
4960×7016px/133MB程度
4,950円(税込)6,600円(税込)8,250円(税込)

画像加工 料金(1点につき) 5,500円(税込)~  難易度により価格が変動になりますので、お問合せください。

※ご希望の出力サイズにより、データ量が変動するため料金が変わります。(通常はA4サイズを目安にしてください。はがきサイズをご希望の場合は、料金が異なります。)
※出力最適サイズをご提案いたします。原画のサイズとは異なりますのでご注意ください。
※複数点をご依頼の場合は別途お見積りいたします。
※上記価格は税込み表記となります。